2020年9月14日月曜日

換気システムの排気が逆流して困っているとのご相談。

 ダクト式の第3種換気システムの排気が風が強い日に逆流してしまい

室内に風が流入して困っているとの相談を受け、フードの交換をしました。

取り付けてあった換気システムは、日本住環境の換気システム。
家の周りは風を遮るものはなにもなく、西風が強いと逆流するようです。
今回は、逆風に強いちょっと特殊な形をしている北風くんを取り付けることにしました。

まずは、既存のフードを外します。
外してみると外壁貫通部はスパイラルダクトで施工されていました。
金属のダクトだとここで結露をしてしまうので塩ビの物が良いですよね。
それよりなにより、スパイラルダクトを切って曲げてあってすごく丁寧な施工...。
に見えますが、外壁とダクトの間はコーキングされておりません。
貫通部と外壁との間に隙間があると排気の際、ダクトの隙間から漏れた湿った空気が外壁通気層内部に侵入してしまいます。
そうすると冬場外壁裏側で結露を起こし、凍害を起こしてしまい、外壁材がいたんでしまいます。
特にユニットバスの排気で凍害を受けているお宅をよく見ます。

まずは、ダクトと外壁の隙間を気密テープで隙間を埋めました。
スパイラルダクトは薄いので、コーキングではうまく隙間を埋められないと思いました。
これで通気層内に湿った空気が入り込まないですね(^^)

北風くんの本来のつけ方は、貫通ダクトを外壁外まで伸ばして取り付けるものですが、
貫通ダクトが外壁と同面でしたので北風君のベースを取り付けさらに気密テープを張り付け流入した雨水や結露水が外壁と北風君の間に入らないよう対応しました。

カバーを取り付け、廻りをコーキングし完成です。
効果が出るとよいなぁ(^^)


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